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国際交流読書クラブ Paperback Coffee Club (PCC) |
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1.設立の経緯 このグループは“アメリカ中西部出身の作家の本を読む会”として、1998年の10月に発足し、初会合を同年12月6日と広報して始まりました。以下、そのときに書いた解説文です。 <解説> 1994年と1995年の2年間、私は、ミネソタ州のセントピーターという小さな大学町で、関西外国語大学の交換教授として暮らしたことがあります。その隣町のマンケートは、大草原の小さな家にもでてくる町ですが、当時も今も州南部の中心地として栄えています。そこに1995年、バーンズ ・アンド・ ノブル(Barnes & Nobles)という有名な書店チェーンの一軒がオープンしました。 広々とした店内のあちこちに大きなソファーが置いてあり、客はそこに好きな本を運んできて、じっくりと買うか買うまいかの吟味をしています。気に入ればレジに持っていきますが、買わないときは元の本棚に返しておくことができます。土地があるからこういう大らかな商売ができるのでしょうが、うらやましい書店環境です。そのうえ、店内にカフェのコーナーがあるので、ここでコーヒーを飲みながら新刊書ねページをくっている人も中にはいます。これには驚きます。日本人の私は、気になって仕方がなく、いけないと知りながら、つい視線をそちらに送ってしまいます。CEOのリジオ氏はこういうくつろげる空間を作ったことが店が成功した秘訣だと力説しているそうです。とにかく本を楽しむ雰囲気が満ち満ちている気分のよい書店です。 そのカフェに、毎月最終の木曜日午後の4時頃になると、同じ顔ぶれの一群が集まってきます。近辺の町や村からやってくるのは、主婦、教員、図書館司書、レイオフにあった男性たちのようです。カフェで読書会が開かれているのです。読む本はペーパーバックが多いようですが、いつもきまって中西部を描く作家のものを選んでいます。自分たちの日常を小説の中で再経験したり、仲間と確認しあったりすることを楽しみに、月に一度メンバーたちが集まっているのではないでしょうか。このクラブに2回出席しただけで私は帰国しました。 そこで思ったことが一つあります。それは“ここに皆さんは集って、読みを一層深めて一つの世界を共有しておられる。しかし、その内容は外部に全然伝わらない。記録にも一切残らない。一人一人の頭の中で吸収され、そこで完結している。外部の人間があれこれいうべきではないにしても、もったいないなー”ということです。あの人達と私達が同じ本を読むということで、交流を重ねることができないか…と、帰国後ずーっと考えていました。BARNES & NOBELSの店長と話をして、クラブのリーダーがだれか聞きだしてみます。この店長さんは出たり入ったりしながらですが、このクラブに出席されていました。 2.PCC発足時の挨拶文 PCCの発足に際して書いた挨拶文の一部を下に再録します。ご一読ください。 <お誘い> “アメリカ中西部出身の作家の本を読む会”を、毎月1回適当な曜日の適当な時間帯に定期的に開こうを計画しました。どなたか参加を希望される方はいらっしゃいませんか。ご希望の方の連絡をお待ちしています。現在私を含めて参加者は3名です。定員はありませんが、5〜6人あたりが適当ではないかと考えています。私は下記の日時にはローザにいて、特別のことがない限り、コーヒーを飲みながら2時間ペーパーバックを読んでいます。会のあとはMUSEに回って帰ります。MUSEはローザからさらに少し北に行った同じ道筋のポールビル3階にあります。 <会の進め方> 1) MankatoにあるBarnes & Nobelの喫茶店で活動している読書クラブと交流関係を築く。 2) 月に1冊のペースで、主として中西部の作家の作品をぺーパーバックで読む。できるだけ日米双方で同じものが読め交流ができるように調整する。E-Mailを連絡網として使う。 3) E-MailはClubとClubの間、情報交換やQ&A(語句、語法、構文、プロット等)に使える。 4) 話し合いの中で気がついた感想をメールで交換できる。 5) 集まった感想、意見などは若干整理したものをホームページに蓄積することができる。 <MUSE> MUSEは“インターネット談話会”の後援会員でもある洋書輸入兼書店さんです。今回“インターネット談話会”後援会員になっていただきました。ニューヨークにもオフィスがあり、ヨーロッパとも取引関係がおありなので一度、ニューヨークOffice代表の賀川洋さんを招いてお話をきく機会を持ちたいと考えています。Clubの集まりが終わったあとでも、ぜひ立ち寄ってください。紹介パンフレットや月報もだしておられます。中西部の作家のリスト作成がガスタバス大学を通じて、MankatoのBarnes & Nobleにお願いしていますが、MUSEさんからも情報を取っていただけることになっています。 <日米文化交流> 中西部という、どちらかというと日本人に馴染みが少ないアメリカに暮らしている普通の人達と同じ本を読み継いで交流を続けることができれば、ペーバックが取り持つ庶民による文化交流がうまれます。 文学から歴史政治、経済、社会、教育にと幅広い展開も期待できます。 3.その後の歩み このようにして始めたPCCは、1998年、1999年、2000年、2001年、2002年と存続し、今日にいたっています。途中2001年(正確には2001年の後半)と2002年前半は私が多忙のため休会しています。2002年9月からは再開の予定でいま準備をしているところです。7月の末には課題本を発表しますので、多数のお参加をお待ちしています。再開にあたってはOn-Lineを活用した新しいスタイルの読書会を考えています。こちらも7月末に発表します。 最後に、過去に読んだPaperbooksの一覧表をあげておきます。Paperbooksといっても、私達が普通イメージするような新書版ばかりではありません。相当分厚いものもありますので、社会人が月に1冊を読み上げて読書会で話し合うのは、楽なことではありませんでした。話し合いが深いところまで展開できずにに終わったり、全然読めずに会に出席したりこともあります。それでも、一覧にあがっている本は手にとって読んでいったものです。話し合いはNative Speaker of Englishがいたこともあり、英語ですすめました。一覧表を眺めてみると懐かしくなります。では、みなさん、7月にお目にかかりましょう。 |
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