XJ900の爽快チューン
2008年4月20日 - TZR250ミーティング(前編) リアショック取り付け部の潤滑
     
集合&ミーティング場所となった名阪国道・針IC脇の針テラスにて。各年式のTZR250が続々と集結するさまは壮観だった。
 実は、今朝は5時頃に起きて、昨夜、暗くてできなかった作業の続きをしていた。点火時期とキャブの微調整、予想される最高気温の上昇に合わせたオイルクーラーカバーの取り外し、そして、昨日の試走で足まわりの作動性向上が判明したので、その向上をさらに確実にするためのMr.グリップマンの塗布などだ。
 昨日の点検の中で、最も効果があ
ったのは、リアショック上下マウント部への給脂である。サイドスタンドを立ててリアショックをストロークさせてみると、わずかな異音が感じられたので、ここかもしれない…と思ってマウントボルトを外してみたら、お恥ずかしいことに、4箇所とも完全に無潤滑状態だった。
 応急処置としてゴムブッシュの内側カラーとマウントボルトの間(ストロークしたときに回転方向に滑る部分)にエンジンオイルを滴らして取り付けたら、作動性が驚くほど良くなり、過去最良だった一昨年あたりの操安性がよみがえった。
 事故と故障とオーバーホールによる約9カ月の休車期間の後、どこをいじっても払拭できなかった違和感(以前のベストな状態に復旧できずもやもやした感じ)が、先日のフォ
ークの内圧抜きで半分、昨日のこれで全部なくなり、完全に復旧した。

 そんなわけで、今日は朝からすこぶるゴキゲンだった。オーバーホール後の交換試乗で、 わがXJ900の足まわりの動きの良さを誉めてくれた人は多いが、今日の動きの良さは、昨日までとはレベルが異なり、質的な違いさえ感じさせてくれる。
 乗り心地が良くなったのは当然として、ショックがちゃんと仕事をすることで車体の安定性が高まっているのが感じられ、2006年4月号に書いた“尻尾を激しく振りながら、真
っ直ぐ泳いでいく魚のような感じ”
が戻ってきた。外乱に対する反応は過敏かもしれないが、入力に対して非常にセンシティブだから、走行ラインの左右方向への調整の自由度が高く、右コーナーの入り口で道路の左端に寄るときに“心理的に左側に残しておきたくなる余白”が、以前より少なくてすむようになった。
 リアショック取り付け部にオイルを滴らしただけなのに、これほど大きな変化が現われるとは…。基本整備の大切さを痛感したと同時に、それさえちゃんとできていなかった昨日までの状態を恥じ入っているところである。針テラスでのミーティングで、首謀者の“ちっち”さんにいただいたスペシャルグリスを、さっそくリアショック上下マウント部で試してみよう。(続く)
 近所のバイク仲間で元TZR250(後方排気 3MA=秋刀魚)乗りの“がんちょ”さんに誘われて、TZR250・3世代(1KT、3MA、3XV)合同ミーティングに参加してきた。
 10時に名阪国道・針テラスの本集合を前に、9時に伊賀の道の駅でプレ集合。ここに集まったのは、前回の鯖街道での不調から脱したルマン3を駆るtetsuさんと、 その仲間で900SSに乗るokakenさん、 鯖街道修理ツーリングの主役(?)だったyajiさんが今日はSR500で、 そして道案内役のがんちょ(F800S)さんと、ここに集まった中では唯一の今日の正式メンバーの“かつ”さん(MotoGPマシン並みの電子パーツ満載3MA)。
 伊賀の道の駅はウチからかなり近いので、余裕をかましすぎて出発がずるずると遅れ、8:30発の9:01到着と、今朝もいつもと変わらぬ駆け込み集合で、途中で予定していたセッティング変更はできなかった。
青山高原の駐車場にて。20台のTZR250と1台のRZV500R。STDは1台もなく、改造・整備とも高水準なマシンが多かった。


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