XJ900の爽快チューン
2008年4月26日 - バルブクリアランス調整とキャブセッティング   
     
今朝のベトナムガレージ。1年じゅうこんな季節だったらいいのに…と思わせる、すがすがしい好天のアウトドア日よりだった。
これを、シムの交換によって、吸気側を0.15、0.12、0.14、0.12、排気側を全部0.18に調整して完了。
 借りてきたシムの厚さは0.05mmごと(念のためマイクロメーターで測定したが、±0.01mm以内の誤差だった)なので、これ以上の精度での調整はできなかった。中間サイズのシムがあれば、吸気側を0.15、排気側を0.20に揃えたいところだが、ないものはしかたない…と、むしろほっとした気分で早々に切り上げた。
 続いてキャブセッティング。ここしばらく、いろいろやってきた続きとして、今日はパイロットジェットを17.5番に戻し、15番のときよりも点火時期を全体に(ダイアルではなく、ピックアップコイルの位置をズラして)進角側に振ってみた。
 午後はテスト走行…というよりは休日午後の気ままなソロツーリングのノリで、良さげなカフェでも見つかれば、ゆっくりコーヒーでも飲みながら、すがすがしい季節を味わってくるつもりで出発した。
 が、PS調整用ドライバー、ピックアップコイル位置調整用工具、 TPS位置調整用ドライバーを積んでいた

のが間違いだった。せっかく感じのいいカフェを見つけたのに、入る前に、とりあえず、そこまでの走行で感じた問題の解消を狙ったセッティング変更をし、それをしたら、すぐに走って確認したくなって、結局カフェには入らずじまい。
 気がついたら、琵琶湖の湖岸道路を浜大津に向かって走っており、そのまま国道161号 →湖西バイパス→途中越→花折峠→鯖街道→朽木の道の駅のホームコースを、5kmごとくらいに止まってはどこかをいじって変化を確かめながら往復し、結局、家に帰るまでずっとそんなことをしていた。このおかげで“どこをどういじると、どういう変化が体感できるか”については、ずいぶん詳しくなった。残念ながら満足のいく組み合わせは見つからなかったが、あと一歩のところに到達した気がする。
 今日の発見は、 TPSの位置調整の難しさだ。アイドル調整ダイアルを触っただけで、 全閉時のTPSの角度がずれ、スロットルを開けていくときの進角度数の変化のしかたが異な
ってしまう。何とか解決策を見出したいが、かなり難しそうではある。
 今日は朝からバルブクリアランスの調整をした。オーバーホール後の走行距離が4000kmを超え、そろそろアタリもつき、沈むところは沈み終わっているはずだから、このあたりできっちりやっておけば、以後、かなりの長距離にわたってこのままいけるはず。オーバーホール時にテキトーに合わせたまま、狂っているのを承知で乗り続けていたのは、こんなに面倒な作業を何度もやりたくない…というずぼらな性格のせいだ。
 調整前のバルブクリアランス測定値は、吸気側が1番から順に0.20、0.12、0.14、0.12、排気側は4つとも0.23だった。規定値は、吸気側が0.11〜0.15、排気側が0.16〜0.20だから、吸気側は1番を除けば規定値内。排気側は全部0.03mm広すぎる。


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