XJ900の爽快チューン
2008年5月9日 - 油面(フロートレベル)を下げ、振動低減   
     
4連キャブのセッティング変更は大変だが、スロットルワイヤーを外さなければ40分で何とかなるところまでスキルアップした。
ては泣く子も黙る第一人者だ。
 オーバーホール後の2月3日の初始動以来、未だに解決の糸口が見つか
っていなかった “3500〜4000rpmの振動”対策として、混合気の濃い/薄いや点火時期の早い/遅いではなく、霧化を良くしてみようと考え、仙人殿に相談したのである。
“エアブリードを増やす=エアジェ
ットを大きくする and/or エマルジ
ョンチューブ(ヤマハのパーツ名はニードルジェットホルダー)の横穴を増やす”しか知らなかった私にと
って、フロートレベルを下げるというのは目から鱗だった。
 なるほど、フロートレベルを下げれば、油面よりも上(空気中)への

エマルジョンチューブの突き出しが長くなり、中を通るガソリンに空気が混ざりやすくなりそうだ。
 ではいったい油面を何mm下げれば良いか…と、悩んでいても始まらないので、とりあえず3mm下げて試乗してみた。フロートレベルを規定値から外してセットしたのは初めてだ
ったので、少々心配ではあった。
 結果は大当たり! 3500〜4000rpmの振動が明らかに低減しているばかりか、全域で振動が減り、おまけに加速が良くなっている。今までは両立できなかった低振動と高加速が、完全とは言えないまでも、ほどよく調和しており、完成に向かって大きく前進したのを実感している。
「ブリード増やすには、油面下げないとダメですね…」この一言が決め手だった。声の主はキャブ仙人ことNAG SEDの永冶さん。私のXJ900と同じ時期に同じようなトラブルだけでなく、似たような失敗をも経験しているharabowさんのSRXの後見人であり、もちろん、キャブレターに関し


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