XJ900の爽快チューン
2008年12月4日 - 単管+波板ガレージ造り(その6)床板張りと回転式整備台の制作
     
転車台=ターンテーブル、扇形車庫=ラウンドハウス。で、これは回転式作業台。決して回転ベッドとは呼ばないように。
みたいでなつかしい…などの理由により、造りたい衝動が日増しに強まり、波板張りが一段落してすぐに、実現に向けて検討を開始した。
 元鉄ちゃんだけに、鉄道の転車台が頭から離れず、外周に円形の案内軌条を敷き、そこにブリッジ状構造物を載せ、真ん中の軸受けで中心を決めるのが良さそうに思えた。が、必要に応じて整備台を撤去し、平らな床面としても使いたい。 NSKのカタログで、テーパーローラーベアリングには最大何mmのものがあるかを調べたりもした。 直径440mm。おそらく何十万円コースだ。
 で、いったん転車台を頭の中から消去し、移動自由なキャスター付きの台を思い浮かべ、そいつの動きを規制する方法を考えた。な〜んだ、簡単じゃん。自由に動ける台を動かないようにしたり、直線運動させるのは大変だけど、重心を通る軸を中心に回転させるのは難しくない。
 問題は、キャスターの耐荷重と転がり抵抗と台を逆転させるときの重さ、軸受けの構造と抵抗などだ。回転式整備台ができたはいいが、重くて回せない…では話にならない。
 だが、経験も知識もない、参考になりそうな先例も見当たらない、やるしかない…と、強引に突き進み、キャスターを12個と2×4材を買ってきて、いきなりハシゴ状の構造物を造りはじめた。寝かせた桟と起こした桟のハシゴを重ね、間に足を入れて高さを調整し、寝かせた桟の底部にキャスターを、起こした桟の上面に梁を渡し、一応形になった。
 完成を待ちきれず、とりあえずマシンを載せるための最低限の工作だけ大急ぎで済ませ、 XJ900を載せて回してみたところで今日は終わり。
 造るからには、単なる車庫ではなく、整備室と呼べるスペースが欲しかった。左半分を整備室にすると決めてからは、そこに床を張り、その上に整備台を置くのを楽しみにしていた。マシンを台に載せることによる整備上のメリットと体の楽さは、レースメカ時代に痛感している。
 高さと幅は、経験上、450×600mmが最良だとわかっていたので迷いはなかった。 長さは、TZ250やYZR250のときは1800mmでも短いとは思わなかったが、全長2.3メートルのXJ900を載せるには、もう少々必要だ。
 道板を使って押し上げ、ブレーキをかけて止め、センタースタンドを立てて後退したときにバランスの良い寸法。そしてもちろん、ガレージ全体の大きさや市販の材木の寸法なども考慮し、2400mmに決定した。
 ガレージを造ろうと思い立ってから今日までの2週間のうち1〜2分くらいはリフトの設置を考えた。しか

し、値段が高い、動力源が必要、撤去が困難などの理由で却下。両脇にピットを掘るのも3〜4分考えたが、これも、穴掘りと防水が大変、転落の危険があるなどの理由で廃案。昔ながらの整備台でいくことにした。
 床を張って整備台を載せると決ま
っても、依然として壁や出入り口をどうするかは未定のまま。出入り口をどこにするかは、整備室の中でどちら向きにマシンを置きたいかで決まる。ところが、それがなかなか決まらない…というより、したい作業に合わせて、いろんな向きに置きたい。目の前に整備箇所があり、振り向けば工具箱…というのが理想だ。
 それならいっそのこと、マシンを回してしまえ…と、最初は冗談半分で考えた。通常、このテの思いつきは、2〜3日で色あせてしまうはず。でも今回は違った。人がやってなさそう、雑誌のネタにちょうどいい、機関庫の転車台(ターンテーブル)


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