XJ900の爽快チューン
2009年12月1〜2日 - RACERS第2号、残りの取材と資料の整理   
     
今回発掘したシリンダー。25年ほど前にカットし、外からは見えない各ポートの奥やウォータージャケットの形状を観察した。
たり、メカニズムに関する色々な疑問に答えてもらったりしてきた。
 新しいところでは、2007〜08年に行った XJ900のエンジンオーバーホ
ールのとき、クランクケース合わせ面にあるダウエルピンの処理についての相談に乗っていただいた。
 話は戻って、御三方とも、それぞれ立場は異なれど、1970〜90年代にわたるヤマハのレース活動とマシン開発を支えてこられた方々である。この日の取材で得た数々の資料と証言を、 100のQ&Aのみならず全巻に散りばめていくことができれば、より内容の濃い本になるはずだ。
 12月24日発売の本だから、どの作業も、そろそろペースを上げなければならない。イラストレーターの大塚さんも、ハイペースでラフスケッチを上げてくる。そして、不明点や疑問点をKと私に投げてくる。
 何の絵であれ、可能な限り情報を集めてから描きたいという彼の真摯な仕事ぶりに触発され、遂に私は、一大決心をして、ウチの物置の奥深くに眠っているはずのシリンダーを半日がかりで探し当てた。
 YPVSの鼓型バルブとフラットバルブの違いの解説図を描くのに、フラ
ットバルブの入る位置がよくわからない…という大塚さんも、これがあれば一目瞭然に違いない。いろんなアングルから撮影した写真を送り、参考にしてもらうことにした。
 11月17〜20日の取材ツアーが終わ
った後は、K編集長と密に連絡をとりあいながら、巻頭レビューページの大まかな文字数を決め、 QandAのページに入れる質問と回答の取捨選択/並び替え/原稿執筆と校正などをする一方で、12月1日には2回目の取材ツアーを敢行した。
 今度の取材はKも私も日帰りで、午前中にヤマハ・コミュニケーションプラザ3Fのカフェで斎藤静男さんにインタビューをした後、午後は塩原正一さんと前川和範さんを訪ね、ケニーと彼のマシンを中心に、多くの貴重なお話をうかがった。

 その斎藤さんは、現役メカニック時代の私が師と仰いだ人である。ヤマハワークス・全日本ロードレース250チームのメカとして YZR250を担当していた私にとって、そのころ本社でYZR250の開発を担当されていた斉藤さんは、厳しい先生、コワい親父、頼りになる兄貴の3者を合わせたような存在だった。
 一方、1970年代から、YZR500/250はもとより、TZ250、YZM400F、YZR-M1などを手がけてこられた塩原さんは、私が尊敬するエンジニアのひとりである。現役メカ時代も、その後も、エンジンの基本について教わっ


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