XJ900の爽快チューン
2010年10月28日 - 最適のケーブルグランドを探し、日本エイ・ヴィー・シー(AVC)を訪問   
     
AVCで借りてきたナイロン66製ケーブルグランド4種。アッセンブルした状態では販売されていないエルボー+多芯シールの組み合わせは、取りつけネジ径が同じ製品同士なら、たいてい(例外あり)できる、とのこと。適合最大線径4mmのシールに縦に切り込みを入れ、φ4.5mmの線を通している。下段真ん中の小さいヤツは、取りつけネジ径8mmの製品。中に通っているのは、ハンドルスイッチからのφ4.7のビニールシールドケーブル。
 26日のダイアリーに書いた、直角に曲がった“別メーカーの製品”を見つけてしまった私は、同社のウェブサイトを駆け巡り、直角に曲がったケーブルグランドの他にも、いくつかの使いたい製品を見つけた。
 だが、使用予定の9個すべてがウ
ェブのカタログに載っている製品そのままでいけるわけではなく、中には、改造したりパーツを組み替えたりして使いたくなる物がある。
 それができるかどうかを調べたり検討したりするのは、ケーブルグランドなる物を知ってまだ1週間も経たないトーシローの私には難しすぎる。…というわけで、迷惑を省みず日本エイ・ヴィー・シーなる会社に問い合わせのメールを送った。

 返事はすぐにいただけた。“強度面でメタルを採用されたと思いますが、 三菱・iMiEV(電気自動車)は弊社のメタルからナイロン製に切替え、強度的にも問題は有りません”
などと書かれている。
 強度面で金属製を選んだわけではなく“ほとんどそれしか知らない”
から選んだのに、どうやら、もう少し専門知識を持った(話の通じる)相手だと思われたようだ(笑)。
 で、メールでのやりとりではラチがあかないと思った私は“前もって日時をご連絡頂ければ、ご来社は歓迎致します”とのお言葉に甘えて、今日の午後、滋賀県守山市にある日本エイ・ヴィー・シーの本社に、お返事をいただいた鎌倉さん(なんと

社長さんだった!)を訪ねた。
 営業の辻本さんにもご同席いただき、直角に曲がったエルボスーパーグランド多芯型ナイロンスーパーグランドのシールを移植して使えるかどうか…や、多芯型のシールにカタログ表示線径よりも少々太い線を通しても大丈夫か…など、気になる点を質問し、ご回答いただいた。
 ウェブのカタログに載っているのに私が見落としていた、ネジ径8mmのケーブルグランドも見せていただき、上の写真にある4点の製品をお借りして持ち帰り、端子箱の寸法およびそこに装着するケーブルグランドの総見直しをすることにした。
 先日のVCTF22に続き、またしても完成前のグレードアップである。
専門誌“メカトロニクス”の表紙。2009年3月号(左)と、AVCの製品を使ったi-MiEVとコンバーターが載った2010年3月号。突然訪れた素人の質問にも、にこやかに、ていねいにお答えくださった社長の鎌倉さん。滋賀県守山市の本社倉庫前にて。


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