XJ900の爽快チューン
2011年1月19日 - 内部のワイヤリングが終わり、遂に継電器箱が完成した   
     
ヘッドライト/ウインカー/ホーンからの負荷側ラインをSSRのLOAD+端子に、左側ハンドルスイッチからの制御側ラインをIN+端子に接続し、内部のワイヤリングが終わった継電器箱。あとは、車体に取りつけ、ホーン/バッテリー/ウインカーリレー/スターターリレーへのワイヤリングを済ますだけである。
 遂に、ようやく、とうとう、やっとのことで継電器箱が完成した。実際にかかった時間はともかく、自分の印象としては、これが最難関であり、明日からは別のことができると思うと、ほっとしたような名残り惜しいような、妙な心境である。
 今後、同じような物を作ることは二度とないと断言できるので(笑)、

しっかりと作業の記録をしておきたい。そうすれば、たぶん、後日のメンテナンスにも役立つことだろう。
 内部のワイヤリングは、思ったよりずっとスムーズに進んだ。要した作業セッションは 4〜5時間×2回である。最も手間がかかったのは制御側の信号ライン。左側のハンドルスイッチを経た制御用信号電流を SSR

のIN+端子に伝達する線である。
 数アンペアの電流が流れる負荷側ラインとは異なり、こいつは、仕様書によると最大でも10ミリアンペアしか流れないから、0.12mm×12本という極細の線材にしたおかげで、旗型端子の取りつけに苦労したのだ。
 用意した旗型端子は、0.75〜1.25スケあたりの線材に適合する物らし
ネジ径9mmのレセプタクルに極細線をハンダづけ。絶縁の確実化と制振を狙い、ハンダ部に0.75スケ線用の被覆をかぶせた。角パイプの丸穴は、レセプタクルねじ込み時に、配線がねじれないようにするためのもの。出ている線は、あとで中に入れた。ナット留めせずに、ポリカ板に直接ねじ込んだレセプタクル。防水型コネクターなので、フランジの裏側にOリングが入っている。
く、それを0.12mm×12の極細線に圧着するのは無理…と、あきらめかか
ったところで妙案がひらめいた。
 だが、ここは慎重に行かねばならない。妙案というヤツには往々にして落とし穴があり、調子に乗っていると、やがて落とし穴が墓穴に変わ
ったのも知らずに掘り進むような滑稽な事態にならないとも限らない。

 で、まずは、貴重な旗型端子をさらに2個オシャカにして、ひとつは圧着した線を引っ張り、線が切れる前に圧着箇所が抜けないかどうかを確認。もうひとつは、ラジオペンチで折り曲げた箇所をマイナスドライバーで広げ、どれくらい広げたところで爪が破断するかを観察した。
 広げようとしてすぐに折れるよう

だと、使用中に折れる可能性も高そうなので、使うわけにはいかない。
 結果は、どちらもOKだったので、安心して5個の旗型端子をSSRの制御側入力ラインに使うことができた。
 何とかしたくて、でも、非現実的なので、どうすることもできずにあきらめた問題もある。キャブタイヤの芯線の被覆色もそのひとつだ。
試行錯誤の末、片側の爪を1mmずつカットすることにした旗型端子(右)。左はカット前の状態で、爪の高さが揃っている。圧着にはラジオペンチを用い、カットした側の爪を先に曲げる。一方向に曲げる限り、Rが急なのは問題ではないと判明。続いて、反対側の爪を、同じくラジオペンチで、最初に曲げた爪の上に重ねるように曲げ、最後にプライヤーで全体を圧縮。
被覆の上からクワえるほうの爪は、圧着工具を用いて緩くカーブさせる。やりすぎるとS字型になって折れやすいので、慎重に。あらかじめ通しておいた0.75スケ線の被覆を圧着箇所までズラし、その上から爪で押さえる。こちらもカットしたほうを下にする。後入れスリーブではあるが、挿入時に無理な力が加わるのを避けるため、切り開いて装着後、熱収縮チューブを嵌めた。
 ヘッドライトハウジング〜継電器箱間の配線に使った 5芯のVCTF22の芯線は、白/黒/赤/黄/緑に色分けされている。ヤマハの配線標準色と異なるのはもちろん、左右に同じ線材を使うから、上記5色の線が2本ずつ現われるという問題が生じる。
 だが、これを解消するには、芯線の色を指定したキャブタイヤを特注

しなければならず、見積もりするまでもなく断念するしかなかった。
 …と、細かな不満(というか改良すべき点)があるとはいえ、機能的寸法的、そしてまた見た目にも納得できる物が完成した心理的効果は絶大で、今は、昨日までと違う晴れ晴れとした気持ちで次の作業について考えを巡らせているところである。

 継電器箱の完成により、頭の中の情報処理能力に余裕ができたので、とりあえず路上復帰した後に取りかかりたい新規プロジェクトについてもアイデアが沸いてきそうだ。
 が、まあ、そっちにあまり時間をとられず、継電器箱の設置をはじめとする付帯作業を優先し、早期の復活宣言めざして頑張りたい。
SSRを脱着するときに、旗型端子〜配線間に引っ張り力が加わらないよう、極細線には多めに余裕を持たせて取り回した。
使用開始後も、必要に応じて、このアッセンブリー状態で容易に取り外しできるようにしておくのも設計目標のひとつだった。
ヘッドライトに向かう5芯キャブタイヤの取り出しに使ったエルボー端部は、大径/高収縮率の熱収縮チューブでシールした。


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