XJ900の爽快チューン
2008年12月20〜21日 - 単管+波板ガレージ造り(その10)ガルバリュウム角波板で壁を張る
     
ガルバリュウム角波板を4枚張り終えたところ。上端は樋の裏に差し込み、下端はブロックの角をかすめて下に垂らしている。
 垂木の下端は、最初、コンクリートブロックにアンカーで取り付けた横木にネジ留めにしようかと思ったが、アンカーを何本も打つのは大変だし、横木も買うと高くつく。で、撤去したフェンスの支柱を根元から5cmほど残し、そこにフェンスのフレームに使われていた鉄製アングルをボルト留めし、L型金具を介して垂木をネジ留めすることにした。
 単管の柱/梁/登り梁はmm単位の正確さで組み立てていたものの、コンクリートブロックの上縁が水平ではなく、植え込まれた支柱の位置には±10mm程度の誤差があったし、そこに取り付けたチャンネルは曲がりくねっているから、その間に渡す垂木は、1箇所ごとに採寸し、現物合わせで加工していくしかなかい。これに予想外に時間をとられた。
 が、何とか9本目(波板2枚分)まで垂木を取り付けたところで、お楽しみの波板張りにとりかかった。ここは軒が浅く、わずかに傾斜していることもあって、両サイドの壁よりも耐水性能が高くなければならない。近くの3軒のホームセンターには適当な材料がなかったので、ちょ
っと離れたコーナンプロに行った。
 そこでガルバリュウム角波板という壁材を発見。見た瞬間に気に入ったが、念のため目玉親父さんに電話をして組成を教えてもらい、迷わずこれに決定。だが、買って帰って重ねてみると、4枚はもちろん、3枚でもうまくいかないことが判明。重ねるのは上下2枚にし、左右はアルミのチャンネルを挟んだ突き合わせにした。垂木加工に時間がかかり、まだ4枚しか張れていないが、垂木加工と波板の位置決めのコツがわか
ってきたので、あと4枚(2枚+半分×2)はスムーズにいきそうだ。
 壁は屋根より難しい。屋根は壁を覆うから、はみ出し量が少々狂っても大丈夫。これに対して壁は、上にある屋根との間の“取り合い”をち
ゃんとしなければならない。
 ところが、このガレージの奥の方は、壁のことなど何も考えずに柱をコンクリートブロックの側面に固定したうえに、元からあったフェンスぎりぎりのところに柱/梁/登り梁の先端/垂木/波板の先端が集まっている。ほとんど軒が出っ張っていないから、ここに壁を造ろうとすると、屋根との“取り合い”をよほどきっちりしないと雨が入ってくる。
 これに対して横の壁は、約1m張り出した軒のおかげで、いいかげんな防水でも何とかなりそうだ。
 そこでまず、横の壁を造った。近所の、杉の焼き板を張った民家を見本にして、面積あたりの単価が最も安い杉の野地板を並べた。壁というよりは板塀といった感じである。とりあえず左右の壁を造って風を防い

でおけば、安心して奥の壁を張れるから、横壁の仕上げは後回しだ。
 奥の壁と屋根の“取り合い”は、結局、樋でごまかすことにした。壁よりも先に樋を取り付け、壁板を樋の裏側に差し込むようにすれば、少なくとも自由落下する雨や水滴が入
ってくることはないはずだ。
 こうやって、うまく逃げたとはいえ、壁用の垂木の上端と樋のステーをマウントする方法は考えなければならない。で、この2つの他に、梁
〜屋根の垂木間の目張り(梁の上に登り梁が載り、その上に垂木が載っているから隙間がある)も兼ねて、1×6材をカットしたプレートで隙間を塞ぐことにした。
 今まで、すべての柱と板は自分で切ってきたが、ここで初めてホームセンターのカットサービスを受け、1×6材を 幅119mmにカットしてもら
った。このプレートは、上側を屋根用垂木にネジ留めし、下側を改造垂木クランプで梁に固定した。
内部から見た奥の壁。縦に渡した垂木の間隔は517mmを基準に、梁に固定したクランプを避けるために多少増減させた。ガルバリュウム角波板は、横方向には重ねず、12×12mmのアルミのチャンネルを挟んで突き合わせ。後でコーキングの予定。両サイドの壁は、とりあえず防風のための暫定仕様。2m×90cm分が980円と安かった杉の野地板を縦に並べている。


<  ひとつ前 ・ 目次 ・ 最新 ・ ひとつ先  >
 
ARCHIVESARCHIVES TUNINGTUNING DATABASEDATABASE HOMEHOME Network RESOURCENetwork RESOURCE    DIARY