XJ900の爽快チューン
2012年7月11日 - 乗り出し10周年記念の7月11日に新色デビューを果たす
     
前寄りからの眺めは、実はあまりカッコいいとは思わないが、濃い色の面積が増え、マシンが小ぶりに見えるのは嬉しい。
 今年の梅雨は、まったく梅雨らしい梅雨だった。梅雨入り/梅雨明けのタイミングも期間中の雨量も、ごくノーマル。自然現象が予想を大きく裏切らないのは歓迎すべきこととはいえ、今年は、できれば空梅雨であってほしい…との勝手な望みは裏切られ、中断したままの塗装作業は1カ月以上再開できなかった。
 そうこうするうちに、乗り出し10周年記念日に当たる 7月11日が迫ってきた。さらに、夜会のメンバーを中心とした“爽快チューン10周年記念?ツーリング”の日どりが月曜祝日の 7月16日に決まった。
 何としてでも新色でツーリングに行きたい私は、塗装以外の残り作業

を急いだ。サイドカバーに貼る機種名/車名の文字と、フロントフェンダー先端部の塗装の荒れをごまかす模様の作成〜貼りつけ、そして、リアショックの金色部分を隠す銀色粘着フィルムの手配と貼りつけだ。
 その中で、カッティングシートから機種名/車名の文字を切り抜くのは、テクニカルスペース・パドックの“もっちゃん”にお願いした。
 出来上がった機種名/車名ステッカーを貼ってみると、何となく“これにてモデルチェンジ完了”てな気がして、このまま16日のツーリングに乗って行きたくなった。
 そこで私は、デザインの完成報告を兼ね、こまき先生に電話をした。

そして、色塗りとステッカー貼りが終わったので、このままツーリングに行きたい…という希望を告げた。期待していたのは「まあ、しゃあないですねえ」くらいの、遠まわしな
“お許し”だったのに、先生は頑として「ダメです!」との返事。
 あれこれ言い訳を並べ、しつこく食い下がる私に「じゃあ、タンクだけ、最低1回でいいからクリアを吹いて行ってください…」と、先生はギリギリの妥協案を示してくれた。それなら、晴れた日が1日あれば何とかなるだろう…と、仕事がヒマで天気が良い日を狙い、よくやく、乗り出し10周年の前日に“タンクだけ1回だけ”のクリア塗装ができた。
PC画面上で文字の大きさを検討した。フォントは“Agency FB”のボールドで、斜体をかけ、天地を75%に圧縮。
もっちゃんにメールで切り抜き文字のデータを送った後、カッティングシートを持参し、カッティングマシンで切り出してもらった。
ピンを押し込んで主剤と硬化剤の隔壁を破り、逆さにして両者を混合、あとはよく振ってからスプレーするだけである。
“STARLING”とは、ムクドリ(ウチによく飛んでくる)のこと。ユーモラスな飛び方が、どことなくXJ900の走りを連想させる。
晴れ間を狙い、スタンドに載せて屋外でクリアを吹いた。Yの字周辺はうまくいったが、その他はザラザラ。2回目以降に期待。
美観ではなく、メタリック塗装部の保護のため…と割り切り、とりあえず1回で終了。それでもクリアなしより見栄えは向上。
“XJ900”の文字は、実際に貼ってみると字間が詰まった感じだったので、ピンセットで剥がし、少々間隔を広げて貼り直した。
フロントフェンダー先端部の塗膜の荒れをごまかすために貼った無意味な模様。クリアを吹くまでに、もう少しカッコよくしたい。
雨模様だった7月11日は、遠出をあきらめ、近くの田んぼの中で撮影と観察。このアングルはお気に入り。なかなかええやん!


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